ついに、少年が現れました。春休みからに、工作教室に10日ばかり通って来て、自分で作った自転車に乗って帰りました。ぱちぱち。小学生、4月から6年生になった男の子です。基本、市販の材料を加工し作りあげました、30時間弱かかりました。フォークは既製品です。形としてはスタンダード、ヘッドアングル65度です。
フォークも含めて、まだ納得できない、完成度、信頼性の低いところがあります。また、費用の点でももう少し改善しないと、クラスで二人は難しいかなという所です。3年かかりました。それでも、自分以外に同じような自転車に乗っている少年がいるというのは実に爽快です。会社生活では、多くのメンバーとともに多くの製品を社会に送り出し、ある種の達成感がありましたので、そういう物を社会に送り出すことの喜びは知っています。それでも、この「おだわら自転車」は一人で、たった一台ですが、送り出せたという達成感はまた違います。
月にひとりくらいのペースで出てくるといいのですが、まだですね。それに、結構つかれました、それでここのところふわっとしてしまい、さらにスピードが落ちてるようです。
ま、一息ついたら、またアクセルを踏みます。残された時間も知恵も少ないですから。